ヨハネの黙示録 11

1 そして私は、杖のような物差しを手渡されたのです。 それで神様の神殿と祭壇のある内庭を測り、また、そこで礼拝している人の数を調べるように、と命令されました。 2 さらに、こう注意されました。 「神殿の外庭は測る必要はありません。 そこは、外国人に任せられるからです。 彼らは四十二か月の間、この聖なる都を踏みにじって荒らします。 3 それからわたしは、二人の証人を任命し、特別な力を授けて、荒布を着たまま、千二百六十日間、預言させます。」 4 この二人の預言者とは、全地の神様の前にある、二本のオリーブの木、また二つの燭台のことです。 5 もし彼らに害を加えようとする者があれば、彼らの口から吹き出した火で、焼き滅ぼされてしまいます。 6 彼らは、その三年半の預言のあいだ中、大空を閉じて雨を降らせない力を与えられます。 また、川や海を血に変えたり、思いのままに何度でも、あらゆる災害を地上に下す力も持っています。 7 しかし、三年半にわたる証言の期間が終わると、底なしの穴から出て来る独裁者の挑戦を受け、殺されることになります。 8-9 その死体は、三日半、都エルサレムの大通りにさらしものにされます。 〔この都は、あのいまわしい「ソドム」や「エジプト」と、並び称される所です。〕 またここは、主が十字架につけられて殺された所でもあります。 さて、彼らの死体を葬る人など一人も出ず、諸国からエルサレムを訪れた人々が、そのむくろに群がって見物します。 10 彼らが殺されたことで、世界中が喜び、その日を記念して、プレゼントの交換や、パーティーが行なわれるでしょう。 なぜなら、この二人の預言者によって、非常に痛めつけられたからです。 11 ところが、どうでしょう。 三日半たって、神様からのいのちの霊が、その二つの死体に入ると、彼らは立ち上がるのです。 それを見て、すべての人が恐怖におののきます。 12 その時、天から「のぼって来なさい」という大きな声が響くのです。 すると二人の預言者は、敵の目の前で雲に包まれ、天にのぼって行きました。 13 ちょうどその時刻に、恐ろしい地震が起こって、都の十分の一の建物がこわれ、死者は、七千人にのぼります。 生き残った人も、恐怖に打ちひしがれて、天の神様をあがめるようになるのです。 14 第二の災いが過ぎ去りました。 しかし、第三の災いが待ちかまえています。 15 第七の御使いがラッパを吹き鳴らすと、天から大きな声が響きました。 「世界はすべて、主とキリスト様の手に渡った。 主は永遠に支配者である。」 16 すると、神様の前の席にいた二十四人の長老が、地にひれ伏して礼拝し、声をそろえて、神様を賛美しました。…

ヨハネの黙示録 12

1 また、やがて何かが起こることを暗示する、大きなしるしが天に描き出されました。 一人の女が太陽をまとい、月を踏みつけ、十二の星の冠をかぶっている姿が見えました。 2 この女は妊娠していましたが、出産を間近に控え、陣痛の苦しみに、大声でうめいていました。 3 すると、突然、巨大な赤い竜が現われました。 七つの頭と十本の角を持ち、七つの冠をかぶっていました。 4 そして、しっぽで、天の星の三分の一を払い落とし、地上にばらまきました。 また、子供を産もうとしている女の前に立ちはだかり、生まれおちた子を、すぐに食べようと、待ちかまえていました。 5 女は男の子を産みました。 将来、その子は強大な権力を握り、すべての国の王になると約束されていました。 その子は神様のそばの王座へ引き上げられ、 6 女は荒野に逃げのびました。 そこには、神様の用意された場所があり、彼女は千二百六十日の間、かくまわれたのです。 7 やがて、天で戦争が始まりました。 ミカエルと部下の御使いたちは、竜とその手下の堕落した御使いたち相手に戦いました。 8 とうとう竜は敗れ、天から追放されることになりました。 9 こうして、この巨大な竜、悪魔とかサタンとか呼ばれ、全世界をだまし続けてきた、古い大蛇は、手下もろとも、地上に投げ落とされてしまったのです。 10 そのとき私は、天のすみずみにとどろき渡る、大声を聞きました。 「ついに時が来た。 神様の救いと力と支配と、キリスト様の権威とが、完全に現わされる時が来た。 クリスチャンを、昼となく夜となく、神様の前で非難してきた者が、地上に投げ落とされたから。 11 クリスチャンは、小羊の血と自らの証言によって、打ち勝った。 いのちを惜しまず、小羊のために投げ出したのである。 12 天よ、喜べ。 天に住む者よ、喜べ。 しかし、地上の人々には災いがのぞむ。 悪魔が、自分の時の残り少ないことを知って、怒りに燃え、あなたがたのところに下って行ったからだ。」 13 竜は、自分が地上に投げ落とされたことに気づくと、男の子を産んだ女を追いかけました。 14 しかし女は、大わしのような翼を二つ与えられ、荒野へ飛んで行きました。 そこには、彼女のために場所が用意されており、そこで三年半の間、竜である大蛇を避けて、安全に暮らすことができるのです。 15 ところが、大蛇は水を洪水のように吐き出し、女を殺そうと迫りました。…

ヨハネの黙示録 13

1 私は幻の中で、今度は海の中から、一匹の不思議な獣がはい上がって来るのを見ました。 その獣には七つの頭と十本の角があり、角には十の冠がついています。 そして、それぞれの頭には、神様を汚し、あざける名前が書いてありました。 2 その姿はひょうに似ていましたが、足は熊、口はライオンのようでした。 竜はこの獣に、自分の力と地位と大きな権威とを授けました。 3 私は、獣の七つの頭のうちの一つが、回復の見込みがないほど傷ついているのに気がつきました。 ところが、その致命傷が治ったではありませんか。 すると、世界中の人が、この奇蹟に驚き、獣に従うようになったのです。 4 そして、その獣を礼拝するばかりか、そんな不思議な力を授けた竜をも拝み始めました。 彼らは大声で、「これほど偉大な方を見たことがない。 この方にたち打ちできる者などいないだろう」と、喝采を送りました。 5 それから、竜は獣に、主をののしるようにけしかけ、四十二か月間、地上を思うままに支配する権威を与えました。 6 そこで獣は、そのあいだ中、神様の名と神殿、および天に住むすべての人を、ののしり続けました。 7 竜はまた、獣に、クリスチャンを向こうに回して打ち勝つ力を与えました。 さらに、世界のあらゆる人々を支配する権威も授けました。 8 殺された小羊のいのちの書に、世の初めから名前が書き込まれていない人々は、こぞって、この悪い獣を礼拝しました。 9 聞く耳のある人は、よく聞きなさい。 10 クリスチャンの中で、投獄される運命にある人は、逮捕され、連行されるでしょう。 また、死ぬように定められている人は、殺されます。 しかし何があろうと、あわててはいけません。 こんな時こそ、あなたがたの忍耐と信仰が、試されるからです。 11 さて、私の目に、もう一匹、奇怪な獣が地からのぼって来る姿が映りました。 小羊のように二本の小さな角をつけていましたが、その声は、竜のようにすごみを帯びていました。 12 この獣は、あの致命傷が治った獣の権威をそっくり行使して、全世界の人に、むりやり、その獣を礼拝させました。 13 また、多くの人の目の前で、燃える火を天から降らせるといった不思議な奇蹟を行ない、あっと言わせたりしました。 14 こうして、地上のすべての人々をだましたのです。 このような不思議なわざができたのは、最初の獣のうしろだてがあったからです。 それでこの獣は、全世界の人々に、致命傷を負いながらも生き返った、最初の獣の大きな像を作れ、と命令しました。 15 出来上がった像に、この獣が息を吹き込むと、像は、しゃべることさえ、できるようになりました。 するとその像は、自分を拝まない者は一人残らず殺してしまえ、と命令しました。…

ヨハネの黙示録 14

1 それから私は、エルサレムのシオンの山の頂に立っている、小羊の姿を見ました。 また、そのそばに、額に小羊と小羊の父の名とが刻まれている、十四万四千人がいるのを見たのです。 2 そのとき私は、滝のとどろきか激しい雷鳴のような、天からの音を耳にしました。 ハープに合わせて歌う大合唱でした。 3 それは、十四万四千人の大合唱であり、彼らは神様の王座と、四つの生き物および二十四人の長老の前で、今まで聞いたこともない、すばらしい新しい歌をうたいました。 地上から救い出された、この十四万四千人を除いて、だれも、その合唱に加われませんでした。 4 彼らは童貞で、汚れを知らず、小羊のあとを、どこまでもついて行くのです。 神様と小羊とにささげるきよい供え物として、地上の人々の中から買い取られた者なのです。 5 彼らは、非難されるような偽りを口にしません。 少しも、とがめられない人々なのです。 6 また私は、もう一人の御使いが天を飛ぶ姿を見ました。 それは、地上のあらゆる民族、部族、国語の人々に、永遠の、すばらしい知らせを運ぶところでした。 7 彼は大声で叫びました。 「神様を恐れ、その偉大さをほめたたえなさい。 神様が裁判官として、審判の座に着かれる時が来たのだ。 天と、地と、海と、その源を造られた方を礼拝しなさい。」 8 次に、もう一人の御使いが天を飛んで来て、こう言いました。「大いなる都、バビロンが倒れた。 世界中の人々を惑わして、不純な行為と罪とのぶどう酒を飲ませた報いだ。」 9 続いて第三の御使いが飛んで来て、大声で叫びました。「海から上がって来た獣と、その像を拝み、額か手にいれずみを彫った者よ。 10 あなたがたは一人残らず、神様の怒りの杯にあふれるぶどう酒を、飲まなければならない。 それも、水で割らないものを。 そして、聖なる御使いと小羊との前で、火と、燃える硫黄とで苦しめられるのだ。 11 その苦しみの煙は、昼も夜も、ひと息入れるひまもなく永遠に立ちのぼる。 獣とその像とを拝み、獣の名のいれずみをしたからだ。 12 このことによって励まされ、神様の民が、襲いかかるどんな試みや迫害にも、耐えるように。 彼らは、最後までしっかりと神様の戒めを守り、イエス様に信頼するクリスチャンだから。」 13 また私は、頭上で、次のように語る天からの声を聞きました。「さあ、書きとめなさい。 主のために殉教した人々が、その報酬を受ける時が、ついに来たのです。 聖霊様は言われます。『そのとおり。 彼らには十分な祝福が注がれる。 今こそ、いっさいの労苦と試みから解放されて休む時なのだ。 その良い行ないが、彼らといっしょに天まで立ちのぼるから。』」 14 その時、急にあたりの様子が変わって、白い雲がわき上がり、その雲に乗ったお方が見えました。イエス様のようでした。 その方は「人の子」と呼ばれ、純金の冠をかぶり、よく切れるかまを手にしていました。 さばきの時は来た! 15…

ヨハネの黙示録 15

1 また私は、天に、これからの出来事を暗示する、もう一つの巨大なしるしを見ました。 最後の七つの災害を地上に下す任務が、七人の御使いに与えられたのです。 こうして、ついに神様の怒りが頂点に達しました。 2 目の前に、火とガラスの海のようなものが広がっていました。そのほとりには、あの悪い獣とその像、またその数字のいれずみとに打ち勝った、すべての人が立っていました。 彼らはみな神様のハープを手にして、 3-4 神様に仕えたモーセの歌と小羊の歌とをうたっていました。 「全能の神、主よ。 目を見張るべきものは、 あなたの偉大なみわざです。 世々生きておられる永遠の王よ。 ただ、あなたの道だけが 正しく真実なのです。 ああ、主よ。 あなたを恐れず、 その名をほめたたえない者は、一人もおりません。 ただ、あなただけがきよいお方です。 すべての国々の民は来て、 あなたを礼拝します。 あなたの正しさが、 明らかにされたからです。」 5 それから、さらに見ていると、天にある神殿の聖所が大きく開かれました。 6 七つの災害を地上に下すよう任命された七人の御使いが、その聖所から姿を現わしました。 彼らは、しみも傷もない、真っ白な亜麻布の衣服をまとい、胸には金の帯を締めていました。 7 それから、四つの生き物の一つが、永遠に生きておられる神様の、激しい怒りで満ちた金の鉢を、七人の御使いに、一つずつ手渡しました。 8 聖所には、神様の栄光と力とから立ちのぼる煙が一面に漂い、七人の御使いが七つの災害を下し終えるまで、だれも、そこに入ることが許されませんでした。七人の御使い —https://d1b84921e69nmq.cloudfront.net/32/32k/REV/15-c8ff156f5533b782d1af7467b4cfcfb3.mp3?version_id=83—

ヨハネの黙示録 16

1 また私は、神殿から大きな声が、七人の御使いに呼びかけるのを聞きました。 「さあ、出かけて行って、神様の怒りで満ちた七つの鉢を、地上にぶちまけなさい。」 2 そこで、第一の御使いが神殿から出て行き、鉢を地上にぶちまけました。 すると、獣のいれずみをして、その像を拝む者全員に、恐ろしい悪性のはれものができました。 3 第二の御使いが鉢を海にぶちまけると、海は死人の血のようになり、海中のすべての生物が死に絶えました。 4 第三の御使いは、鉢を川と泉にぶちまけました。 すると、水はたちまち血に変わりました。 5 私は、水を支配している御使いのことばを聞きました。 「今も昔も存在される聖なる方。 あなたの、このようなさばきは、ほんとうに正しいものです。 6 あなたのきよい民や預言者は、殉教を遂げ、この地上に血を流しました。 今度はあなたが、彼らを殺した者たちの血をしたたらせる番です。 これは、当然の報いなのです。」 7 また私は、祭壇の御使いの、こんな声を聞きました。 「全能の神、主よ。 あなたのさばきは正しく、真実です。」 8 次に、第四の御使いが、鉢を太陽にぶちまけました。 すると、太陽は、すべての人を火で焼く力を得ました。 9 人々は、その激しい炎熱に焼かれながらも、なおその心や態度を改めて、神様の栄光を恐れようとはせず、かえって、災害を与えた神様の名をのろいました。 10 それから、第五の御使いは、海からはい上がった獣の王座に鉢をぶちまけました。 すると、獣の国は暗やみでおおわれ、その民は苦しさのあまり、舌をかみ切って自殺をはかりました。 11 そして、苦痛とはれものとのために、天の神様をのろいましたが、自分の悪い行ないを悔い改める気は、さらさらありませんでした。 12 第六の御使いは、鉢を大ユーフラテス川にぶちまけました。 すると、川の水がすっかり干上がり、東方の王がいつでも軍隊を率いて、西方に攻め入る道ができました。 13 また私は、竜と獣と偽預言者の口から、かえるに似た三つの悪霊が飛び出すのを見ました。 14 この奇蹟を行なう力を持った悪霊たちは、全世界の支配者に相談をもちかけました。 迫っている全能の神様の恐ろしい審判の日に備えて、一丸となって主と戦おう、とけしかけるためです。 15 「用心していなさい。 わたしはどろぼうのように、思いがけない時に来ます。 目を覚まして待っている人は幸いです。 そのような人は、着物をきちんと着ているので、裸で外を歩くような恥はかきません。」…

ヨハネの黙示録 17

1 災害をぶちまけた七人の御使いの一人が、私に近づき、こう話しかけました。 「ついて来なさい。 地の大水の上に座っている悪名高い大淫婦がどんな目に会うか、見せましょう。 2 世の王たちは、この女とみだらな関係を結び、世界中の人々が、この女の不正のぶどう酒に酔いしれました。」 3 そして御使いは、私を幻の中で荒野へ連れて行きました。 そこには、赤い獣にまたがる一人の女の姿がありました。 その獣には七つの頭と十本の角があり、体中に、神様を冒涜することばが書き込まれていました。 4 女は紫と赤の服をまとい、金や宝石や真珠の、きらびやかな飾りを身につけていました。 また、みだらな行為であふれた、金の杯を抱えていました。 5 そして、額には「世界中のみだらな女と偶像礼拝者の母、大いなるバビロン」という、なぞめいたことばが刻まれていたのです。 6 彼女は血に酔っているようでした。 しかもその血は、彼女が殺したクリスチャンの血だったので、私は背筋が凍りつく思いでした。 7 すると御使いが、こう語りかけました。 「なぜ、そんなに驚いているのですか。 この女と獣の正体を教えましょう。 8 この獣は、昔は生きていましたが、今はいません。 しかし、やがて底なしの穴から現われて、永遠の滅びに突っ走るでしょう。 地上に住む人々のうち、世の初めから、いのちの書に名前が書かれていない人は、その絶滅したと思われていた獣が、もう一度姿を現わすのを見て、血の気を失うほど驚くでしょう。 9 さあ、よく考えなさい。 この獣の七つの頭とは、女の住む七つの丘に建てられた都のことです。 10 それはまた七人の王を意味します。 そのうち五人の王は、すでに倒れました。 第六の王は現在、王位についており、第七の王は、まもなく姿を現わすでしょう。 しかし、その王座も長くはありません。 11 赤い獣そのものは、第八の王であり、彼が一度死んだということは、七人の中の一人として、以前、王座に君臨していたことを意味します。 彼は二度目に王となってから、最後の滅びに向かうのです。 12 十本の角は、これから王位につこうとしている、十人の王を表わします。 彼らは、赤い獣と共に支配するため、一時的に王座につくのです。 13 彼らは同盟を結んで、自分たちの力と権威とを、その獣に与えます。 14 そして、一致団結して小羊と戦いますが、結局、小羊の勝利に終わります。 なぜなら、小羊は主の主、王の王であり、その配下も、特別にえり抜きの、忠実な者だからです。 15 あの女の座っている海や湖や川は、あらゆる人種や国民からなる、おびただしい人々を表わしています。…

ヨハネの黙示録 18

1 これらのことの後、私はもう一人の御使いが、大きな権威を授けられて、天から下って来るのを見ました。 地上は、その輝きで明るくなりました。 2 彼は大声で叫びました。 「バビロンが倒れた。 あの大いなるバビロンが倒れた。 そこは悪魔の巣窟、悪霊や、あらゆる汚れた霊のたまり場となった。 3 あらゆる国の人々が、彼女のみだらな毒ぶどう酒に酔いしれたからだ。 また、地上の支配者は彼女と快楽にふけり、全世界の商人は、彼女のぜいたくな浪費のおかげで、大もうけをしたからだ。」 4 それから私は、天から別の声を聞きました。 「クリスチャンよ。 あの女から遠ざかりなさい。 その罪に関係してはなりません。 そうでないと、いっしょに罰を受けることになります。 5 あの女の罪は数えきれず、積み上げられて天にまで達したので、神様の罰がいよいよ下るのです。 6 彼女から受けた仕打ちをそっくりそのまま、いや、それ以上の仕返しをしなさい。 悪事に対しては、二倍の罰を与えなさい。 彼女は人々に、多くの災いの飲み物を飲ませようとたくらみました。 それを倍にして飲ませなさい。 7 ぜいたく三昧に遊び暮らした彼女に、それに見合うだけの苦しみと悲しみとを与えなさい。 彼女はうぬぼれています。 『私は女王で、身寄りのない未亡人とは違う。 悲しみなど知らない。』 8 おかげで、たった一日のうちに、死の悲しみと嘆きと飢えとに襲われ、彼女は焼き滅ぼされてしまうのです。 さばきをなさる主は、力ある偉大なお方だからです。」 9 彼女の不純な行為に手を貸し、多くの分け前をもらって、ぜいたくの限りを尽くした地上の支配者は、その焼けこげの死体から立ちのぼる煙を見て、涙にくれるでしょう。 10 そして、恐怖に震えながら、遠巻きにして立ち、「ああ、悲しいことだ。 力ある都バビロンよ。 あなたへのさばきは、あっという間に下った」と叫ぶでしょう。 11 また、地上の商人も泣き悲しむでしょう。 もはや、お得意先がなくなったからです。 12 彼女ほどの客は、またとなかったのです。 納めた商品は、金、銀、宝石、真珠、上等の麻布、紫色の絹、紅色の絹、いろいろな香木、象牙細工、高価な木彫り、青銅、鉄、大理石、 13 肉桂、香水、香料、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、上質の小麦粉、小麦、牛、羊、馬、戦車、奴隷に及び、さらには人の命までも商ったのです。 14 彼らは叫びます。 「あなたの秘蔵のものは、全部その手から奪い去られました。 あれほどご自慢だった、豪華で、粋をこらしたぜいたくは、もう二度とできません。 すべては永久に失われたのですから。」 15 これらの品を納めて、ぼろもうけをしていた商人は、わが身への危険を恐れて、遠く離れて立ち、泣き悲しむでしょう。…

ヨハネの黙示録 19

1 この後、私は、天からおびただしい群衆の叫び声を聞きました。 「ハレルヤ、主を賛美せよ。 救いは神様からの贈り物、誉れと権威は神様だけのものです。 2 その審判は正しく、真実だからです。神様は、姦淫によって地上に悪をはびこらせた、あの大淫婦を処罰し、神様に仕える者たちが殺されたことに復讐されたのです。」 3 彼らは、くり返しくり返し主を賛美しました。 「主をほめたたえよ。 彼女の焼かれる煙は、永遠に立ちのぼる。」 4 すると、二十四人の長老と四つの生き物はひれ伏し、王座におられる神様を礼拝して、「アーメン、ハレルヤ。 主を賛美せよ」と言いました。 5 また、王座から声がしました。 「神様を恐れ、神様に仕えているすべての者よ。 小さい者も大きい者も、神様をほめたたえよ。」 6 そのとき私は、ちょうど大群衆の叫び声か、海岸に打ち寄せる大波、あるいは、激しい雷鳴のとどろきのような声を聞きました。「主を賛美せよ。 主である全能の神様が支配なさる時が来たのです。 7 さあ、大いに喜び楽しみ、神様をほめたたえましょう。 小羊の結婚の時が来て、花嫁のしたくも整いました。 8 花嫁衣装は、輝くばかりの、きよく真っ白な最上の麻布で作られています。」 この麻布は、クリスチャンの正しい行ないを表わしているのです。 9 御使いは、次のことばを書きとめるよう、促しました。 「小羊の結婚披露宴に招かれた人は幸いです。」 御使いはまた、こう付け加えました。 「これは神様の口から出たことばです。」 10 そのとき私は、御使いの足もとにひれ伏して、礼拝しようとしました。 すると御使いは、「何をするのです。 そんなことはやめなさい。 私も、神様に仕える者にすぎません。 あなたや、イエス様への信仰を証言しているクリスチャンたちと同等なのです。 すべての預言も、いま私が告げたすべてのことばも、その目的は、ただイエス様を証言することです。」 王の王 11 それから天が開かれ、私は、そこに白い馬を見ました。 その馬に乗っているのは「忠実、また真実」と呼ばれ、正しいさばきをし、戦いをなさる方です。 12 目は炎のように輝き、頭にはたくさんの冠をかぶっていました。 額には名前が記されていましたが、その意味を知っているのは本人だけでした。 13 この方は血に浸した衣を着て、「神様のことば」という肩書きをつけておられました。 14 天の軍隊は、きよく真っ白な最上の麻布を身につけ、白馬にまたがって、彼に従いました。 15…

ヨハネの黙示録 20

1 そのとき私は、底なしの穴のかぎと太い鎖とを手にした御使いが、天から下って来るのを見ました。 2 彼は、悪魔とかサタンとか呼ばれている、あの古い蛇である竜をつかまえ、鎖で縛って、千年の間、 3 底なしの穴に閉じ込めてしまいました。 こうして竜は、定められた千年が過ぎるまでは、世界の国々をだますことが、できなくなりました。 しかし、その期間が終われば、しばらくの間だけ自由な活動が許されるのです。 4 それから私は、数多くの王座を見ました。 そこには、さばく権威を神様から授けられた人々が、座っていました。 私はまた、イエス様について証言し、神様のことばを伝えたために首をはねられた人々のたましいと、獣をもその像をも拝まず、額や手にいれずみをしなかった人々のたましいとを見ました。 その人々はみな生き返って、キリスト様と共に千年間、世界を支配しました。 5 これが第一の復活です。〔残りの死者は、千年が過ぎるまで、 死んだままでした。〕 6 第一の復活を経験する人は幸いな人であり、 きよい人です。 彼らには、第二の死など、恐ろしくありません。神様とキリスト様の祭司になった彼らは、キリスト様と共に、千年間、支配するからです。 7 千年の後、悪魔は閉じ込められていた場所から出されます。 8 悪魔は、地上の国々をだまそうと行き巡り、戦いのために、人々をゴグとマゴグともども駆り立てます。 それは、海辺の砂のように数えきれない大軍です。 9 彼らは、地上の広々とした大平原に攻め上り、クリスチャンと都エルサレムとを取り囲みます。 ところが、天の神様のもとから、敵軍めがけて火が下り、彼らを焼き滅ぼしてしまいます。 10 その後、人々をだましていた悪魔は、獣や偽預言者と同じく、硫黄の燃える火の池へ投げ込まれます。 そこで、昼も夜も、永遠に苦しむのです。 11 また私は、大きな白い王座と、そこに座しておられるお方とを見ました。 地も空も、そのお方の顔を避けて逃げ出し、影も形もなくなってしまいました。 12 私はすべての死者が、大きい者も小さい者も、神様の前に立つのを見ました。 いのちの書をはじめ、さまざまな書物が開かれました。 死者は、これらの書物の規定に従い、それぞれの行ないに応じて、さばかれました。 13 海も地も地下の世界も、その中の死者を吐き出しました。 そして各自が、その行ないに応じて、さばかれました。 14 死も地獄も、火の池に投げ込まれました。 この火の池が、第二の死です。 15 いのちの書に名前の記されていない者はみな、火の池に投げ込まれたのです。新しい世界…