詩篇 125
1 神様を信頼する人は、シオンの山のように、どのような情況の変化にも動じないのです。 2 エルサレムがその周囲の山々に守られているように、主もご自分の国民を取り囲んで、守ってくださいます。 3 神様を信じて従っている人々を悪者どもが牛耳り、悪事を押しつけるようなことがあってはならないからです。 4 ああ神様、心のまっすぐな正しい人々を恵んでください。 5 そして、悪者どもは、処刑場へ引っ立ててください。 イスラエルに平和がありますように。
1 神様を信頼する人は、シオンの山のように、どのような情況の変化にも動じないのです。 2 エルサレムがその周囲の山々に守られているように、主もご自分の国民を取り囲んで、守ってくださいます。 3 神様を信じて従っている人々を悪者どもが牛耳り、悪事を押しつけるようなことがあってはならないからです。 4 ああ神様、心のまっすぐな正しい人々を恵んでください。 5 そして、悪者どもは、処刑場へ引っ立ててください。 イスラエルに平和がありますように。
1 神様が、捕虜となっていた人々をエルサレムへ連れ戻された時は、まるで夢でも見ているようでした。 2 笑いが込み上げ、ひとりでに歌っていました。 外国人の驚きようと言ったらありませんでした。「神様って、すごいことをなさるもんだな」と騒いでいたではありませんか。 3 確かにすばらしいことでした。 信じられないようなことでした。どれほどうれしかったことか! 4 旅人が砂漠でオアシスを見つけた時のように、私たちをすっかり元気にしてください。 5 涙をまく人は、やがて喜びを刈り取ります。 6 種を手にし、目を泣きはらして出て行った人々が、やがて収穫の束をかかえ、歌いながら帰って来ます。
1 神様に建築責任者になっていただかないのなら、家を建ててもむだです。 神様に町を守っていただかないのなら、見張りが立つ意味もありません。 2 暮らしを支えるために朝早くから夜遅くまで身を粉にして働いたとしても、それが何になるでしょう。 神様は、愛する者に適当な休息を与えようとなさるお方です。 3 子供たちは神様からの贈り物であり、ほうびなのです。 4 若いうちに生まれた子供は、身を守る鋭い矢のようです。 5 矢筒が矢でいっぱいの人はしあわせです。 敵と論争する時にも、ちゃんと味方がついているわけです。
1 神様を恐れかしこみ、信じて従っている人に、祝福がありますように。 2 その人へのほうびは、繁栄と幸福です。 3 あなたの妻は、家庭の中で、いかにも満足げです。 それに、食卓に集まる子供たちの健康そうなこと! オリーブの若木のように溌刺としています。 4 これこそ、神様を信頼している人たちの姿です。 5 人間的な喜びだけでなく、天の祝福をも、神様は注いでくださいますように! 6 孫の顔を見て喜べるよう、長生きしてほしいものです。 神様がイスラエルを祝福してくださいますように。
1 イスラエルの述懐。 私は若いころから迫害され、 2 長いあいだ差別にも甘んじてきましたが、滅ぼされることはありませんでした。敵には、私の息の根を止めることが、ついにできなかったのです。 3-4 彼らは私の背中をむちで切り裂きましたが、幸いにも、神様は、悪者どもが巻きつけた鎖を引きちぎってくださいました。 5 ユダヤ人を憎む者どもが面目まるつぶれになるように、敗北を味わわせてください。 6-7 土の浅い地に生えた草がしおれて黄色くなり、刈り取る者や束ねる者から、見向きもされないようにしてください。 8 道行く人々にも、「祝福がありますように。 神様の名によって祈ります」などと、決して言わせないでください。
1 ああ神様。 私は失意のどん底から、あなたの助けを叫び求めます。 2 「お願いですから、私の訴えを聞いて、助けてください。」 3-4 もし、神様がいつまでも私たちの罪を心に留められるのでしたら、とうてい、この祈りも聞いてはいただけないでしょう。 しかし、恐れ多いことですが、神様は赦してくださるお方です。 5 だからこそ、お助けを信じつつ、期待をこめて待っているのです。 6 見張りの者が夜明けを待つよりも切実に、神様を待ち望んでいます。 7 イスラエルよ、神様を信じて希望を持ちなさい。 神様は恵み深く親切で、両腕いっぱいの祝福をかかえておいでになるからです。 8 神様は、罪の奴隷となったイスラエルを買い戻してくださいます。
1 神様。 私は思い上がったり、横柄な態度をとったりいたしません。 知ったかぶりをしたり、ほかの者より善人ぶったりもいたしません。 2 今こうして、乳離れした幼児のように、神様の前でおとなしくしています。 もう、あれこれ願い事を並べ立てるのはやめにしました。 3 イスラエルよ、おまえもまた、今だけでなく、いつまでも、静かに神様に信頼していなさい。
1 神様。 あなたは、私の心が騒ぎ立っていた頃のことをご存じですか。 2-5 契約の箱を納める、イスラエルの全能の神様の神殿をどう建てたらいいかと思いめぐらし、休むことも、眠ることもできない状態でした。 あのとき私は、どんなことがあっても神の宮を建てようと誓ったのです。 6 契約の箱は、最初エフラテにあり、次に遠く離れたヤアルの田舎に移されました。 7 しかし今こそ、神様の地上のお住まい、神殿にお迎えいたします。 私どもはそこで、神様を拝むのです。 8 ああ神様、どうぞ立ち上がって、お力の象徴である箱とともに、神殿にお入りください。 9 祭司には、純潔のしるしの白い服をまとわせます。 わが国の人々を、歓声でわき立たせてください。 10 あなたの国民の王として選ばれた、しもべダビデを退けないでください。 11 私の息子が後継者となって王座につく、とお約束くださったではありませんか。 神様が約束を破られるはずはありません。 12 神様はまた、もし子孫が、神様と私との契約を守るなら、ダビデ王朝はいつまでも安泰だ、と約束してくださいました。 13 ああ神様。 あなたはエルサレムを住まいとしてお選びになり、 14 こう言われました。 「こここそわたしの永遠の住まい。 わたしの望みの地。 15 わたしはこの都を繁栄させ、貧しい住民を満腹にしてやる。 16 祭司には救いの服を着せる。 わたしを信じる都の住民は、喜びの声を張り上げるだろう。 17 わたしはダビデの子孫を全世界の王とし、その権力をますます増大させよう。 18 敵対する者には恥をかかせ、ダビデ王家は栄光に輝かせよう。」
1 兄弟たちが一つになって仲良く暮らす様子は、なんと楽しげで、すばらしいことでしょう。 2 それは、頭に注がれた香り高い油のようです。 かつて、アロンに注がれた油はひげに流れ落ち、服のえりにまでしたたったではありませんか。 3 それは、ヘルモン山やイスラエルの山々に降りる露にも似ていて、新たな息吹を呼びさますのです。 こうして、神様はイスラエルに、永遠のいのちの祝福を与えると約束なさったのです。
1 夜ごと神殿の警備に立つ、神様に仕える人々よ。 さあ、ほめたたえなさい。 2 きよい手をあげて、ほめたたえなさい。 3 天地をお造りになった神様が、シオン(エルサレム)からあなたを祝福してくださいますように。